職業名

カスタマーサクセス

教員の転職事例(26歳・男性・中学校)

中学校教員 → カスタマーサクセス(スタートアップ)
転職前:年収435万円
転職後:想定年収450万円

プロフィール

26歳・男性。中学校の理科教員として3年間勤務してきました。授業や理科部の顧問として生徒と向き合う日々を送る中、過密な業務スケジュールと人間関係のストレスから適応障害を発症し、4ヶ月間の休職を経験。療養期間中に自分の働き方や人生の優先順位を見つめ直し、「教育に貢献する別の形」を模索するようになりました。現在は教育系ITスタートアップ企業のカスタマーサクセス担当として、学校向け学習支援ツールの導入・活用サポートに携わっています。教員経験を活かし、現場の声を反映したサービス改善提案も行っています。

転職を考えたきっかけ

教員として生徒の「わかった!」という瞬間に立ち会えることに大きな喜びを感じていましたが、日に日に増える業務量に押しつぶされそうになっていました。部活動指導、保護者対応、事務作業…。気づけば毎日深夜まで学校に残り、休日も仕事に追われる生活が続いていました。

そんな中、突然体調を崩し、医師から「適応障害」と診断されたことは大きなショックでした。しかし、休職期間は自分自身を見つめ直す貴重な時間となりました。特に考えたのは「自分の健康を犠牲にしてまで続けるべき道なのか」ということです。

復職後も再発への不安は拭えず、「教育への情熱を持ちながらも、自分の心と体を大切にできる働き方はないか」と考えるようになりました。そんな時、教育テクノロジーの分野で活躍する元教員の記事に出会い、「教室の外からでも教育に貢献できる道がある」ことを知ったことが転職を考えたきっかけです。

入社を決めた理由

転職活動では、「教育」と「健康的な働き方」をキーワードに企業を探しました。複数の内定をいただく中で、現在の会社を選んだ理由は3つあります。

まず、「テクノロジーで先生と生徒を支援する」という会社のミッションに強く共感したことです。自分が教員時代に感じていた「もっと授業準備に時間を使いたい」という思いを解決するサービスだと感じました。

次に、「元教員だからこそできる仕事がある」と評価されたことです。面接では「学校現場の実態を知るあなただからこそ、本当に使いやすいサービスを提案できる」と言われ、自分の経験が強みになると実感しました。

そして何より、心身の健康を大切にする社風に安心感を覚えました。フルリモートワークが可能で、「成果」で評価される文化は、自分のペースで働ける環境だと感じました。実際、転職後は睡眠時間が確保でき、趣味の時間も持てるようになり、心身のバランスを取り戻すことができています。

先生NEXT+を利用した感想

転職活動を始めた当初、「適応障害での休職歴」をどう扱うべきか悩んでいました。一般的な転職サイトでは「マイナス要素になるから隠した方がいい」というアドバイスもあり、混乱していました。

そんな時、教員専門の転職支援サービス「先生NEXT+」と出会いました。最初に印象的だったのは、「求人を紹介する前に、まずはあなた自身を知りましょう」というアプローチでした。自己分析から始まる丁寧な支援に、安心感を覚えました。

特に心に残っているのは、休職経験について相談した時の言葉です。「それはあなたの弱みではなく、教育現場の課題を身をもって経験した強みです。それを乗り越えた経験こそ、価値があるのです」という言葉です。この言葉で、自分の経験を前向きに捉え直すことができました。

また、一方的に求人を送りつけるのではなく、私の希望や価値観に合った企業だけを厳選して紹介してくれる姿勢も信頼できました。「教員の転職」を本当に理解しているサービスだと感じました。

担当エージェントから一言(遠藤)

彼との出会いは、教員の転職支援の意義を再確認させてくれるものでした。適応障害という困難を経験しながらも、「教育に貢献したい」という情熱を失わない姿勢に、深い感銘を受けました。

当初は「休職歴があるから転職は難しいのでは」と不安を抱えていましたが、自己分析を通じて「教育現場の課題を当事者として理解している」という強みを見出すことができました。面接練習では、この経験を「現場の先生方の気持ちがわかるからこそ、本当に役立つサポートができる」とポジティブに伝える練習を重ねました。

彼のような「教育への深い理解」と「改革への意欲」を持つ人材は、EdTech業界で非常に価値があります。カスタマーサクセスという立場から、かつての同僚である先生方を支援する新たな挑戦に、心から期待しています。

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