職業名

法人営業

教員の転職事例(31歳・男性・中学校)

中学校教員 → 法人営業(大手企業)
転職前:年収520万円
転職後:想定年収580万円

プロフィール

31歳・男性。中学校で社会科を8年間教えてきました。授業と野球部の顧問をこなしながら、進路指導主事として3年間、生徒たちの将来を一緒に考える仕事もしていました。特に力を入れたのが地元企業と連携したキャリア教育で、多くの企業の協力を得て職場体験や講演会を実現させたことは大きな達成感でした。今は教育ICTソリューションを提供する会社で法人営業として働いています。学校や教育委員会に新しい教育ツールを提案する毎日は、違った形で教育に関わる充実感があります。

転職を考えたきっかけ

キャリア教育で関わった企業の方から「学校のことを本当に理解している人が企業側にもっといれば、もっと良い連携ができるのに」と言われたことが心に残りました。その言葉をきっかけに、「教育と企業の間に立てる人間になれるかもしれない」と考えるようになりました。

また、結婚を機に生活を見つめ直す中で、教員の働き方に疑問を感じていました。土日の部活動や夜遅くまでの仕事が続く生活は、これから家族との時間を大切にしたいという思いとは相容れませんでした。

30代になって「このまま教員を続けることが自分の望む人生なのか」と考える機会も増えました。「教育に携わる情熱は変わらないけれど、その形を変えてみたい」そんな思いが日に日に強くなっていったのです。

入社を決めた理由

いくつかの企業から内定をいただく中で、今の会社を選んだ理由は明確でした。

まず、面接で「現場視点での教育課題」を話したところ、非常に高く評価されました。「教育経験を持つ営業担当者」として、入社後すぐに重要なプロジェクトを任せてもらえることになり、自分の経験が直接活かせる喜びを感じました。

また、「教育をテクノロジーでより良くする」という会社の理念に強く共感したことも大きな理由です。教室という限られた空間ではなく、多くの学校に価値あるサービスを届けることで、より広く教育に貢献できると感じました。

そして正直なところ、働き方の改善も大きな決め手でした。フレックスタイム制と在宅勤務の組み合わせにより、家族との時間が格段に増えました。教員時代には考えられなかった「平日に子どもと一緒に夕食を食べる」という当たり前の生活が実現し、心の余裕も生まれています。

先生NEXT+を利用した感想

転職を考え始めた当初は不安でいっぱいでした。転職エージェントからは「教員経験は企業ではなかなか活かすことができない。未経験スタートで年収も下がる」と言われることも多く、自信を失いかけていました。

そんな時、同僚の紹介で先生NEXT+を知りました。最初の面談で「あなたの教員経験は、教育業界の営業職では大きな強みになる」と言われたことが、視界が開けた瞬間でした。

特に役立ったのは、自分の経験を企業向けに言い換える方法を教えてもらったことです。例えば「進路指導」は「顧客の本当のニーズを引き出すコンサルティング経験」として伝えられること。「保護者対応」は「多様な立場の人との調整能力」として評価されることを知り、自分の市場価値を再認識できました。

また、実際に教員から転職した先輩の話を聞く機会もあり、具体的なイメージが湧いたことで不安が大きく減りました。「教員だからできないのではなく、教員だからこそできることがある」という発想の転換が、自信を持って転職活動に臨む力になりました。

担当エージェントから一言(山田)

社会科教員から法人営業へと新たな一歩を踏み出された彼の姿は、多くの先生方の励みになる事例です。

初めてお会いした時から、教育への情熱と新しい可能性への好奇心を強く感じました。特に印象的だったのは、面接練習を重ねるうちに自信を深められていった変化です。「教育現場を知るからこそできる提案がある」という強みを明確に伝えられるようになり、企業側からも高い評価を得ることができました。

彼のような「教育とビジネスの両方を理解する人材」は、教育業界の発展に欠かせない存在です。新しいフィールドでの更なる活躍を心から期待しています。

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