職業名

商品開発(マーケティング)

教員の転職事例(28歳・女性・栄養教諭)

栄養教諭 → 商品企画・マーケティング・(大手食品メーカー)
転職前:年収480万円
転職後:想定年収530万円

プロフィール

28歳・女性。栄養教諭として6年間勤務し、給食管理や食育指導に従事。県内の複数の小中学校で経験を積み、特に地域の食文化や農業を活用した独自の食育プログラムを開発しました。地元農家と連携した「食育畑プロジェクト」では、子どもたちが野菜の栽培から調理までを体験する取り組みを成功させています。この経験を基に食品メーカーの商品開発部門へ転職し、現在は子ども向け食品の商品企画・開発や、食育をテーマとしたマーケティング施策を担当しています。

転職を考えたきっかけ

栄養教諭として「食を通じた教育」の可能性に魅了される一方で、学校という枠組みでは限界を感じていました。

転機となったのは、地元農家との連携による「食育畑プロジェクト」でした。子どもたちが野菜を育て、収穫し、調理する過程で見せる生き生きとした表情は、「食の力」を再認識させてくれました。同時に、「もっと多くの子どもたちに、食の楽しさや大切さを伝える方法はないか」という問いが生まれました。

また、異動が多い栄養教諭のキャリアでは、長期的な食育プログラム構築が難しい現状にもどかしさを感じていました。30歳を前に、「このまま続けるべきか、新たな挑戦をすべきか」を真剣に考え、「食」と「教育」を軸により広い視野で社会貢献できる道を模索し始めました。

入社を決めた理由

転職活動では食品関連企業を中心に応募しました。その中で現在の会社を選んだ理由は以下の通りです。

  1. 企業理念への共感
    「子どもの食を通じて健やかな成長を支える」という理念に深く共感しました。面接では「栄養教諭としての経験から、子どもたちの食生活改善に貢献したい」と伝えたところ、高く評価されました。
  2. 幅広い業務への挑戦機会
    商品開発だけでなく、企業としての食育プログラム企画運営にも携われる点に可能性を感じました。学校現場で培ったノウハウを活かし、より多くの子どもたちに届けられると確信しました。
  3. ワークライフバランス
    裁量労働制のおかげで、自分のペースで働ける環境が整っています。栄養教諭時代には難しかった規則的な生活が実現しました。

先生NEXT+を利用した感想

転職活動当初、「栄養教諭の経験が企業で評価されるか」という不安がありました。しかし先生NEXT+では豊富な栄養教諭の方の転職事例やノウハウを持ち合わせており専門的なアドバイスをいただくことができて大変助かりました。他にも教員特化のエージェントさんをいくつか相談しましたが最も優れていると感じました。自己分析から内定獲得までの工程を全て伴走支援をしていただきましたがその中でも良かった点は下記になります。

  • 経験の価値化
    自己分析や仕事の棚卸しを通じて「学校給食という限られた条件下でメニュー開発してきた経験」の活かし方をプロ目線でアドバイスをいただきました。
  • 書類作成サポート
    履歴書・職務経歴書では、「食育指導」を「ターゲット層ニーズへの対応力」、「給食管理」を「コスト・品質管理能力」として企業目線で表現する方法を学びました。
  • 面接対策
    「安定した教員職から転職する理由」について前向きな答え方を練習し、自信を持って伝えられるようになりました。

担当エージェントから一言(遠藤)

栄養教諭という専門性から食品メーカーへの転身は素晴らしい成功例です。「食と教育」に対する情熱と実践的な経験が高く評価されました。特に学校現場で培った「給食メニュー開発」「保護者への栄養指導」「地域連携型プログラム構築」のスキルは商品開発職との親和性が非常に高いです。

彼女が持つ視点は、子ども向け食品市場で大きな価値があります。今後のさらなるご活躍を期待しています!

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