職業名

企画開発職

教員の転職事例(24歳・女性・小学校)

小学校教員 → 企画開発職
転職前:年収400万円
転職後:想定年収390万円

プロフィール

24歳・女性。小学校教員として2年間勤務。1年生の担任を経験し、学級経営や授業づくりに奮闘する日々を送りました。校内では若手ということもありICT活用推進チームに抜擢され、デジタル教材の活用法を同僚に共有する役割も担当しました。子どもたちの「わかった!」という瞬間に喜びを感じながらも、教室の外からも教育に貢献する方法を模索し、教育系スタートアップ企業へ転身。現在は小学生向け学習アプリの企画開発に携わり、現場経験を活かした提案を行っています。

転職を考えたきっかけ

教員2年目の冬、ある出来事が転機となりました。それは担任していたクラスの算数でタブレットを使った授業を行ったところ、普段は集中力が続かない子も夢中になって取り組む姿を目の当たりにしたことです。「テクノロジーの力を使えば、もっと多くの子どもたちの学びを支援できるのかもしれない」そんな思いが頭から離れなくなりました。

また、同期の教員が次々と退職していく現実も、自分のキャリアを見つめ直すきっかけになりました。彼らとの会話で「今しかできないことに挑戦したい」という思いが強くなり、20代のうちに多様な経験を積むことの大切さを実感したのです。

教員の仕事は本当に素晴らしいものでしたが、毎日の業務に追われる中で、自分の可能性を広げるタイミングは「今」なのではないかと考えるようになりました。

入社を決めた理由

転職活動中、教育関連の企業を中心に応募し、最終的に2社から内定をいただきました。今の会社を選んだ決め手は、面接での社長の言葉でした。

「私たちが求めているのは、教育現場の”リアル”を知っている人材です。あなたの2年間の経験は、私たちにとって何よりも貴重なものです」

この言葉に、自分の短い経験でも価値があると気づかされました。実際、入社後は「先生目線」での意見を求められる場面が多く、教員経験が直接活きていることを実感しています。

また、20代のメンバーが中心となって新規プロジェクトを立ち上げる社風にも魅力を感じました。年齢に関係なく、アイデア次第で挑戦できる環境は、自分の成長にぴったりだと思いました。

残業が少なく、趣味の時間も確保できるようになったことも、生活の質を大きく向上させてくれています。

先生NEXT+を利用した感想

「たった2年の教員経験で転職できるのだろうか」「短期離職として嫌な印象を与えないだろうか」そんな不安を抱えながら、教員専門の転職サービス「先生NEXT+」に登録しました。

最初の面談で驚いたのは、担当の方が「2年間の教員経験は十分な武器になる」と断言されたことです。また、「若くして決断できたということは、今後のキャリアの可能性を大いに高めてくれますよ」という言葉に、初めて自信が持てました。

特に助けられたのは、教員経験を企業向けに「翻訳」する方法を教えてもらえたことです。例えば「保護者対応」は「顧客とのコミュニケーション能力」、「教材作成」は「ユーザーニーズを捉えたコンテンツ開発力」として伝えられることを学びました。これは、自分一人なら絶対にできなかったことだと思います。

不安だった面接対策でも、「なぜそんなに早く教員を辞めるのか」という質問への答え方も丁寧に指導していただき、ネガティブな印象を与えずに自分の思いを伝える術を身につけることができました。納得がいくまで何度も教えてくださったことを、感謝しています。

担当エージェントから一言(久遠)

彼女との初回面談で印象的だったのは、教育への情熱とテクノロジーへの好奇心が同時に輝いていたことです。若手教員の転職は「経験不足」を懸念されがちですが、彼女の場合は「現場の生の声」と「デジタルネイティブならではの感覚」という二つの強みを持っていました。

面接練習を重ねるうちに、「なぜ教員を続けないのか」という質問に対して、「教室という枠を超えて、より多くの子どもたちの学びを支援したい」という前向きな回答ができるようになりました。この誠実な思いが、採用担当者の心を動かしたのだと思います。

彼女のような「教育現場を知るデジタル人材」は、今後のEdTech業界の発展に欠かせない存在です。教室での経験を糧に、より大きなフィールドで活躍される姿を楽しみにしています。

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